プロフィールを読んでもらえばわかりますが、僕は脊髄性筋萎縮症の身体障害者一級です。
普段は電動式の車イスで生活しています。
そんな僕ですが、忘れられるのです。
何が?
僕が身体障害者であることを・・・
人に恵まれている
上記でも書きましたが、車イスで毎日生活しています。
身の回りの生活はほぼ自分1人ではできません。
ほぼ24時間ヘルパーさんが来てくれて私の生活を助けてくれます。
本当に感謝です。
筋肉の難病
全身が筋肉がほぼないに等しいので、自力でトイレや食事、着替えやお風呂はできません。
手を上げてバンザイすることもできないのです。
何より怖いのが・・・
銀行に行くときです。
真っ先に殺されます。
なぜって?
銀行強盗が来たどうしますか?
「手をあげろ!!!」って、必ず言われます。
・・・・・・俺、手・・・挙げきれない・・・
普通に接してくれる
それでも周りの友達やヘルパーやお会いした方には、なんの隔たりもなく接してくれます。
それがとても心地いいのです。
身体障害者だからといって気を使って接する方が、逆に僕自身も気を使うし普通ではないのです。
私がもしも進行したら
私の病気は進行性の難病です。
現在は車イスで生活していますが、のちのち寝たきりになる可能性があります。
その時には絶対に実現したい夢があります。
かなり低いベッド型車イスに私を寝かせ、渋谷などの人通りの多いところに放置してくれと周りの知り合いに言っています。
俺はそこで・・・
俺はそこでミニスカートの子が通るのをひたすら待つ
自分の変態さをキレイにカモフラージュしながら、若い女の子のパンツを見る最高の戦術を決行しなくてはならないのです(* ̄ー ̄*)ニヤリッ
恋愛感
たまにいろんな人とお話をしていると謝花さんは結婚したら
亭主関白ですか?
それとも尻に敷かれるタイプですか?
と質問されます。
もちろん即答で「亭主関白」と答えます。
すると、どうして?どうして?とさらに聞いてきます。
俺、
俺、家事一切しないからね・・・。
その後きまって、空気がシラけます。
笑ってくれた方がうれしんだけど・・・^^;
犬派と猫派
以前お会いした方で、こう質問されました。
「謝花さんはペットだったら犬派?猫派?」
もちろん私は猫が好きなので「猫派です」と答えると
その方がとても犬が好きだったようで
「犬も可愛いよ」
「犬の方がきちんと言葉を理解してくれるよ」
「犬はどうしてダメなの?」
「犬を一度飼ってみて」
「犬に昔噛まれたの?」
最終的には
「わかった!!犬に昔追いかけられて怖かったんでしょ!!!」
って
「いや俺、追いかけられても逃げることができないからね・・・」
そう答えると
300万のお金を借りに来たのかと思うぐらい、その人はずっと頭を下げてきた。
いや、ジョークなんだけど・・・
ある日・・・
あるイベントでたくさんの方と交流する機会があった。
いろんな情報交換を終え、おいしい食事もして、さていよいよ帰ろうとした時にある方が記念撮影をしようと言った。
写真大好きな僕は、皆でいっしょに写そうと声をかけると全員が私の周りを取り囲んでくれた。
イベントも楽しく、お腹もいっぱいになって、とても気持ちがいい。
最後に楽しく写真を撮ってお開きにしようと思った・・・その時、カメラマンが衝撃的なこと言った。
「謝花さん、ピースして!」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・
「できませ~ん♪」って、結構明るめにいっちゃったよね♪
「できません」ってネガティブな言葉を、とびっきりポジティブにいってみたの~♪
その後、会場は笑いに包まれてイベントを終えることができた。
障害者が壁を作る
障害者であること、身体の不自由があることを相手が忘れてしまっている状態こそが一番いい心のバリアフリーだと思う。
私の方も相手側も身体の不自由などどうでもよくて、その人自身、謝花勇武自身を見てもらってるのかなと勝手に考えています。
それとは逆に、障害者のネガティブな部分に触れるだけで、やら人権問題だ、やら障害者差別だと騒ぐ連中がいます。
見ていて痛々しいです。
その行為は、余計に障害者と健常者を分ける壁を構築してるのとまったくいっしょなのです。
俺はこの身体が好きです
好きだからこそ苦手な部分も好きなんです。
できない部分が可愛かったり、できない部分が愛しかったり、できない部分も含めて好きなのです。
あなたは自分の体で嫌いな部分はありませんか?
その嫌いな部分を嫌いな言葉で意味付けしていると見えない壁を構築してるのとまったくいっしょなのです。