脊髄性筋萎縮症の車イスの男性が「頭部移植」の手術の計画があることネットメディアで知った。
これはかなり衝撃的。
自分の不自由な身体と健康的な体とを入れ替える頭部手術だという。
びっくりなことに型は違うけども私と同じ脊髄性筋萎縮症というのだから取り上げないわけにはいかない。
脊髄性筋萎縮症のバレリーさん
その頭部手術を行う決意をしているのがロシアに住む男性のバレリーさん(30歳)
車イスで生活している。
車イスを余儀なくされている原因は先天性の難病「脊髄性筋萎縮症」
正確に伝えると、脊髄性筋萎縮症のⅠ型(ウェルドニッヒ・ホフマン病)
バレリーさんは自身の不自由な脊髄性筋萎縮症の体と頭部分を切り離し、脳死状態にある健康な体と交換する「頭部移植」を計画中という。
バレリーさんの意思は固くこう話している。
「もう決めたんだ。心を変える気もない。もちろん怖いよ。でも、それだけじゃない。希望でもあるんだ。
ぼくには選択肢があまりない。もし挑戦しなければ、悲しい結果が待ってるだろう。症状は年々悪くなってる。リスクは重々承知の上だけど、それが間違いかどうかなんて誰にもわからない。
家族は今回の頭部移植に全面的にサポートしてくれている。みんなどれだけ危険かをわかってるけど、それでもぼくの決断を尊重してくれてる」
TABI LABO
今回の頭部移植は世界初の試みで前例が1つもなく危険性がかなり高い。
人間以外の手術では何度か頭部移植事例はあるようだ。しかし術後の拒否反応も非常に強く週数間では命を落とす結果だった。
今回の手術は頭部移植プロジェクトのボランティアとしてバレリーさんが選出され150人体制の36時間で行われる予定だ。
施行年は来年の2016年。
私謝花も同じ・・・脊髄性筋萎縮症
実は私謝花もバレリーさんと同じ脊髄性筋萎縮症。
【参考】プロフィール
同じ脊髄性筋萎縮症だからこそ、感覚や気持ちが分かったりするものですが、今回の手術はまったくを持って理解ができません。
私なら絶対にしません。
もしも急に朝起きて病気が治っていたら
私がもしも急に朝起きて脊髄性筋萎縮症が治っていたら
神様お願いします。
元の病気の体に戻してください。
ってお願いします。
いやマジでです。
急に歩けなかった人が歩き出すときっと目まいがして、足元がフラフラし、そのまま倒れて、その時倒れたこともない私は、必ず頭やらなんやら打ち所が悪いところを打って、そのまま救急車で運ばれて、大手術を受けてドクターから「命はどうにか大丈夫そうです。運がよければ車イスの生活になります」って
回りくどい「車イス生活」に結局戻るのです。www
壮大なる自己否定
自分の体を交代したいということは、きっと自分というものをきちんと見ることができていないと思います。
自分という人間を見る
生きていく上でそれは一番大切なものと私は思っています。
自分という人間の中に長所もあって短所もあって、そして不自由もあって自由もあって
だからこそ自分が最高に愛おしいと思うのです。
自分の脊髄性筋萎縮症を受け入れていない、それは壮大なる自己否定です。
自己否定から他人否定
たまに人と会ったりお話したりする際に、自分を卑下する人や美学か何かを知りませんが強く謙遜する人を見かけます。
それを見ていると承認欲求の塊だなと少し冷めてしまいます。
自分のことを肯定できない人は人のことも肯定できない。
裏を返せば、
自分のことを否定している人は、人のことも否定している。のです。
できないこと、できること
確かにできないことはたくさんあります。
食事もできない、パソコンのキーボードをタイプすることもできない、トイレもできない、疲れたので横になることもできない、親の肩を揉むこともできない、数えればきりがありません。
でもです、できないことが「ダメなこと」でしょうか?
食事やトイレなどの身の回りのことは助けてくれる方がいる。
その方たちの想いや優しさに触れられるし、感謝もできる。
キーボードをタイプできないのであれば音声入力でもできる。
横になれないのであればその分いろんなブログを見て勉強ができる。
親の肩が揉めないのであれば、言葉で伝えればいい。
できることが当たり前すぎて、見つけきれないでいるだけだ。
絶対にできることのほうが圧倒的に多い。
最後に・・・
私はこの体でよかったと思う。
いや、この体がいい。
この体だから謝花勇武なのだ
この体がいい
何よりも一番、母親に感謝したい。
産んでくれてありがとう。
本当にありがとう